ラノベ作家を目指した大学の後輩の現在を語ろうと思う
お盆休み、みなさんは何をしてましたか?
オレは本を2冊と、ゲームを一本クリアしました!
本
武士道ジェネレーション←くっそおもしろかった
スクラップ・アンド・ビルド←好きな作風だった
ゲーム
ドラゴンズクラウン←面白かったけど2週目はしないでいいかな
専門時代の友人であるブルーマウンテン先輩に連休ヒマだったらごはん行きませんか?
とメールを送るも、今に至るまでまったく音沙汰なく完全にスルーされたのは軽くショックですが。
いつも通りぼっち充として毎日をすこぶるエンジョイしていました。
お盆の連休とはまったく関係ないのだけど、ふとラノベ作家志望だった大学の後輩のことを思い出したのでちょっとそいつのことについて語ろうかと思う。
大学時代文芸部に入っていたオレ。
創作ということに関してはそんなに熱心な部活ではなかったのだけど、それでも年4冊の部誌を発行していて、部員が書いた詩とか短編なんかを載せていた。
特に詩を載せている連中の醸し出している「オレたちはおしゃれなことをやってるんだぜ的な空気感」が当時すごい鼻についていて、そういう連中とは距離をとって小ばかにして生きていたのがオレですが、オレも特に何か創作したいというわけでもなく、部室に行ってもふつうに今週のジャンプの話題で盛り上がってたりするダメ部員でした。
そんな部の中において、珍しくラノベ作家になる!と宣言していたのが一個下の後輩SS木くん。
プロになった部員など当時いなかった部において、彼の創作意欲は「プロ?何夢見てはしゃいんでんの?((笑))的スタンスをとっていたオレから見ても、一目置く存在でした。
彼の創作意欲はすさまじく、半年に長編1本のペースで仕上げて投稿していた(本当かどうかは知らない)。
※同期の部員で、のちにエロゲのシナリオライターになったヤツがいるけど完全な幽霊部員でした。部活とかいう完全なる駄サイクルに浸ってるぬるいやつとは一線を画していた!
でも1年のときに4年の先輩と付き合っていたかなりのやりTだったので、コイツとは仲良くなれないなあとちょっと引いていた。
でSS木くん。
当時彼の書いていた話で特に記憶に残っているのが以下の話。
中世?ファンタジー的な世界観。
とある教会にやってきた少年。
僕の村を悪魔たちの侵略から救ってください!的なお願いをしていた・・・気がする。
その話を聞いていたのが、金髪ロリの凄腕シスター(!?)
彼女は私に任せなさい!と自身の体躯のゆうに3倍の大きさはある鎌を背負って悪魔退治に向かうのであった!!
というあらすじで、その後の展開がさっぱり思い出せないので、おそらく途中までの話を部誌に載せて続くで終わらせていたのだと思う。
上記のあらすじでオレがむしょうに気になったのが鎌の大きさで、幼女なのにパワーキャラというギャップを表現したかったのだろうけど、まずそんな大きな鎌を背中にくくりつけて、教会を出ようとしたときに扉にひっかからなかったのだろうかと!
さあ行くぞ!と旅に出ようとした第一歩で壁に鎌が引っかかって、
金髪ロリ「ぐへっ」
となってしまったんじゃないかと。
そこが大変気になりまして!
すごく心配になりまして。
彼に確認したところ…
ファンタジーならありなんすよ!
なんでも!
というありがたいお言葉をいただきました。
金髪幼女ロリシスターの話はなんでもありなのかあというのが、オレの中に残っている彼の作品の記憶になります。
在学当時から出版社への投稿をしていた彼ですが、在学中にデビューかなわず。
なにかしらの成果を聞くことなくオレが卒業してしまって、疎遠になってしまいました。
で、その彼と去年の部活の忘年会で実に8年ぶりくらいに再会しまして。
ラノベのほうはまだ書いてるの?と直球の質問をしたところ、
まだ書いてますよ。当たり前じゃないすか。というお答えをいただきました。
先日はじめて某新人賞の2次選考を通過したとか言っていました。
・・・2次選考かあ。
大学時代からあしかけ10年目指し続けて2次選考がマックスって相当じゃないかなあと思ったりもしたのですけど、彼の情熱がまだ衰え知らずだったことにちょっとうれしい気持ちもありました。
最近はどんな話を書いてるの?
砂漠の惑星の話っすね。その惑星は滅びゆく運命にあるんすけど、その星を滅びの道からなんとか救うために旅をしているのが地球から派遣されてその惑星にやってきた惑星管理者の主人公たちなんすよ!
お…おう。SFっぽい話なんだね(なんか既視感ばりばりで全然頭に入ってこないあらすじだなあ)
そうなんすよ。オアシスに滞在しながら、その惑星に生息する植物の生態系とかを研究したりするんすよ。そこで出会った原住民のひとたちとの交流の中で、管理者としての自分の仕事に意義とかを改めて考えさせられたりとか…うんぬんかんぬん。
聞けば聞くほど語ってくれるそんな彼の最新作がどうなったかは知りませんが。
何か結果が残せているのか。はたまた残せていないのか。
ふと思い出したラノベ後輩の話でした。